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2023/11/30

椎間関節性腰痛の概要

その腰痛、筋肉だけの痛みじゃないかも!!

みなさんこんにちは、奈良県大和高田市大谷にあるシンス治療院の院長斉藤佑心です(^^)/

本日は腰椎の椎間関節性腰痛についてお話していきます!!

以前腰椎椎間板ヘルニア脊柱管狭窄症についてもお話していますので、そちらも併せてご覧ください(*^^*)

今回の椎間関節性腰痛とは、腰椎と腰椎の間にある関節の名前ですが、具体的にはどこかというと・・?

←腰椎背面の写真 赤枠の所

つまり・・・

←この関節!!!

これが椎間関節で、ここが原因で起こる腰痛を「椎間関節性腰痛」といいます。

椎間関節は前屈と後屈の際に動く関節で、腰を反る際(後屈)で痛みが起こることが多いです。

痛みの初期段階は、寝起きの痛みや重だるさが起こりますが、数分~数時間動くことで痛みはなくなります。(周辺組織の浮腫みの軽減によるものと考えられる)

ひどくなると、長時間立つ座るなどでも痛みが起こります。

以前肩関節の概要でも説明した通り、関節には軟骨があり、直接骨がぶつからないようにクッションの役割をしています。軟骨は再生することが難しく、擦れることで摩耗します。摩耗すると関節の動きは制限され、動きの固さを感じます。その結果筋肉の固さや神経の圧迫によるしびれなどを訴えることもあります。

この椎間関節性腰痛には急性と慢性の二つに分けられます。

急性の椎間関節性腰痛はいわゆるぎっくり腰のような腰痛の原因の一つです。椎間関節、軟骨、周辺筋肉などに強い負荷がかかることで組織に強い炎症が起こり発生します。

慢性の椎間関節性腰痛は長期的に同一の姿勢や運動によって負荷がかかり起こります。加齢に伴う骨の変形や関節がズレなども原因の一つと言えます。

病院では、鎮痛剤の投与やコルセットやベルトなどによる固定が主になります。

急性期には安静にすることも重要です。

シンス治療院の鍼灸治療では、椎間関節周囲の筋組織に重点を置き治療を進めます。急性期慢性期共に鍼をメインに行い、低周波(電気)を流します。筋肉の固さをやわらげ、原因の痛みを改善します。

腰痛には、様々な疾患がありますので、しっかりと鑑別することが重要です。

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